東海大学・海洋学部・清水の地で川や海で採取を楽しむサークル"水棲環境研究会"の活動ブログ!
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こんにちは!今月4日に、我がサークルが所属している巴川流域麻機遊水地自然再生協議会、静岡北中・高校、静大教育学部加藤研究室主催の、麻機遊水地の外来種駆除のイベントに参加しました!
麻機遊水地はニホンイシガメ、ヒメミズカマキリ、オニバスといった貴重な在来種が生息していますが、ミシシッピアカミミガメ(以下アカミミガメ)をはじめとした多くの外来種も生息しており、在来種の生存を脅かしているという現状もあります。今回はそのアカミミガメの駆除のため、わなを仕掛けて捕獲するという作業を行いました。
今回仕掛けたわなは許可を取って使用しており、静岡北中学校・高等学校の生徒の方が回収を行いました。合計で80個仕掛けたそうです。
さっそくカメがかかっていました!手前の大きなカメがアカミミガメで、奥はクサガメです。
今回捕獲されたカメはアカミミガメ(上)と在来種のクサガメ(下)の2種類でした。他に外来種のカメはカミツキガメやニオイガメの仲間が捕獲されたことがあるそうですが、今回はいませんでした。
駆除対象外であるクサガメは、甲羅に標識の穴をあけて放流されました。
水棲研はカメ捕獲と同時進行で麻機に住むヌマガエルやメダカ、ヒメミズカマキリなどを捕獲し、参加者の方々に紹介しました。
捕獲の後、静岡大学の加藤教授による捕獲されたカメの解説が行われました。
加藤教授によるとアカミミガメの害には、特に大人になって気が荒くなったオスに子供が噛まれるという人間に対する害、在来種である動植物を食べてしまうという生態系に対する害があるといいます。また、アカミミガメは植物食性も強く、水草を食べつくしてしまうことによって隠れ家を失った魚の稚魚が、ブラックバスやブルーギルといった別の外来生物に食べられてしまうという事態も起こってしまうそうです。
そして、今回アカミミガメと同様にたくさん捕獲されたクサガメも、大陸産のクサガメとの雑種である可能性があり、純粋な在来種とは言えないそうです。
日本の生態系に悪影響を及ぼすため悪者扱いされているアカミミガメですが、本当に悪いのは彼らを自然界へ捨ててしまった人間です。しかし、日本の生態系を守るためには悪者ではないアカミミガメを駆除(殺す)しなければいけないという現状があります。このような悲しい出来事を起こさないためにも、私たちは生き物を(在来種外来種問わず)最後まで飼育する義務があることがわかりました!
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