東海大学・海洋学部・清水の地で川や海で採取を楽しむサークル"水棲環境研究会"の活動ブログ!
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みなさんこんにちは。
海洋祭で展示する水槽のうち、淡水域の環境を再現した水槽を展示する班です。
◆活動の流れ
川班の活動は以下の流れで行われます。
①班員決定
↓
②水槽担当決定
↓
③展示内容の計画・必要な生物&レイアウト素材の準備
↓
④学祭前日準備・本番
①班員決定
7月上旬に学祭の班の割り振りを決定します。今年の川班は23人集まりました。
②水槽担当決定
毎月の定点調査を行っている川の中から、学祭でどの川を再現した水槽を展示したいかを決定します。また、希望者は+αで定点調査外の環境展示を行います。
③展示内容の計画・必要な生物&レイアウト素材の準備
担当した川の環境を再現するためのレイアウト構成と入れる生物を考えます。案が決まったらそれに従って生物の採集を行ったり、レイアウト素材の収集を行ったりします。
④学祭前日準備・本番
学祭前日に展示教室にて水槽を設置、レイアウトを組み立てます。学祭当日も来ていただいたお客様に水槽の説明をし、身近な川の環境を理解していただきます。
◆展示水槽の詳細
①新川水槽
定点調査を行う川の中で最も大学に近い新川は、汽水域と淡水域が見られる川で、それによって多種多様な生物を見ることができます。この水槽では汽水域と淡水域を左右に分けてその生物相の違いを展示しました。
②麻機遊水地水槽
止水域である麻機遊水地は流れの緩やかな場所を好むミナミメダカやモツゴの稚魚などが多く生息しており、また外来種であるタイリクバラタナゴやカムルチーも生息しているのでこのような生物が入り混じった水槽となりました。また、同じくこの地に生息する特定外来生物のブラックバス、ブルーギル、カダヤシは生きたままの展示ができないため、液浸標本(写真左側)による展示を行いました。
③吉田川水槽
定点調査の調査地点の関係から、吉田川の上流域を再現しました。そのため綺麗な水を好むヤマトヌマエビやサワガニ、そして珍しいホトケドジョウも入っています。
④塩田川水槽
この川にはオイカワが5000匹いると言われるほど大量のオイカワが生息しています。そのため、オイカワをメインとした水槽となっています。また、水槽の真ん中より少し左側に見えるクリアーケースにはアメリカザリガニが入っています(オイカワを攻撃するため)
⑤大沢川水槽
大沢川は住宅街の真ん中を流れる川ですが、意外と多くの魚が生息しています。この水槽では大沢川で比較的多く見られるボウズハゼやシマドジョウの他、数年前に捕獲された外来生物のセルフィンプレコの標本も展示しました。
⑥庵原川上流側
堰によって淡水域と汽水域がはっきりと分かれる庵原川の上流側の水槽です。河原にたくさんの穴を作って生息しているベンケイガニ、クロベンケイガニが入っています。
⑦庵原川下流域
同じく庵原川の下流側の水槽です。この水槽ではコトヒキ、クサフグ等の淡水域ではなかなか見られない魚を入れました。また、左側に見えるカキガラのレイアウトは川に落ちているカキガラを集めて自作した渾身の一品となっております。
~定点調査地点以外の水槽~
⑧大型魚水槽
川班伝統(?)の大きな魚を贅沢に1匹だけ入れた水槽です。今年はオオウナギを展示しました。ちなみにこのオオウナギには「ゆびぞーくん」という名前がつけられています。
⑨狩野川水槽
伊豆半島を流れる狩野川の環境を再現した水槽です。清水の地では珍しいウツセミカジカやルリヨシノボリの他、琵琶湖産アユの放流により定着したカワムツやトウカイコガタスジシマドジョウも入っており、国内外来種もテーマにした水槽となっています。
⑩中流域水槽
静岡県の中流域の環境を再現した水槽です。今年初展示となるアカザも入っていましたが、医師の下に隠れて見せることができない・・・ということで個別水槽を設けました。
⑪水生昆虫水槽
水中にいるのは魚だけじゃない!ということで水の中、特に池の中で見られる昆虫を展示した水槽です。ミズカマキリやクロゲンゴロウの他、今ではめっきり数を減らしてしまったタガメを入れました。
⑫ヒバカリ水槽
蛇の仲間のヒバカリを展示した水槽です。「水と蛇ってあんまり関係ないんじゃ?」と思うかもしれませんが、この蛇は魚やオタマジャクシなどを好んで捕食しガッツリ水と関わっています。
⑬カエル水槽
一口にカエルといっても、その生態は違ってきます。今回カエル水槽は(上から)樹上、田んぼ、休耕田と3つの生息域をテーマに作成しました。ちなみに田んぼ水槽には水生昆虫のタイコウチが入っており、泥の中に身を隠す様子を見ることができました。
◆まとめ
今年の川班は定点調査地点外の静岡県東部・西部にも活動範囲を広げたため、学祭では今まで展示できなかった生物を多種展示でき、そう言った意味では過去最高の展示が出来たような気がします。しかし、まだまだ改善する余地は多くあると思います。来年の学祭では後輩たちがどのような展示で私たち3年生を超えていくのか非常に楽しみです。
遅ればせながら、11月1、2、3日に行われた海洋祭(以下学祭)での川班の活動報告をさせていただきます。
◆川班とは?海洋祭で展示する水槽のうち、淡水域の環境を再現した水槽を展示する班です。
◆活動の流れ
川班の活動は以下の流れで行われます。
①班員決定
↓
②水槽担当決定
↓
③展示内容の計画・必要な生物&レイアウト素材の準備
↓
④学祭前日準備・本番
①班員決定
7月上旬に学祭の班の割り振りを決定します。今年の川班は23人集まりました。
②水槽担当決定
毎月の定点調査を行っている川の中から、学祭でどの川を再現した水槽を展示したいかを決定します。また、希望者は+αで定点調査外の環境展示を行います。
③展示内容の計画・必要な生物&レイアウト素材の準備
担当した川の環境を再現するためのレイアウト構成と入れる生物を考えます。案が決まったらそれに従って生物の採集を行ったり、レイアウト素材の収集を行ったりします。
④学祭前日準備・本番
学祭前日に展示教室にて水槽を設置、レイアウトを組み立てます。学祭当日も来ていただいたお客様に水槽の説明をし、身近な川の環境を理解していただきます。
◆展示水槽の詳細
①新川水槽
定点調査を行う川の中で最も大学に近い新川は、汽水域と淡水域が見られる川で、それによって多種多様な生物を見ることができます。この水槽では汽水域と淡水域を左右に分けてその生物相の違いを展示しました。
②麻機遊水地水槽
止水域である麻機遊水地は流れの緩やかな場所を好むミナミメダカやモツゴの稚魚などが多く生息しており、また外来種であるタイリクバラタナゴやカムルチーも生息しているのでこのような生物が入り混じった水槽となりました。また、同じくこの地に生息する特定外来生物のブラックバス、ブルーギル、カダヤシは生きたままの展示ができないため、液浸標本(写真左側)による展示を行いました。
③吉田川水槽
定点調査の調査地点の関係から、吉田川の上流域を再現しました。そのため綺麗な水を好むヤマトヌマエビやサワガニ、そして珍しいホトケドジョウも入っています。
④塩田川水槽
この川にはオイカワが5000匹いると言われるほど大量のオイカワが生息しています。そのため、オイカワをメインとした水槽となっています。また、水槽の真ん中より少し左側に見えるクリアーケースにはアメリカザリガニが入っています(オイカワを攻撃するため)
⑤大沢川水槽
大沢川は住宅街の真ん中を流れる川ですが、意外と多くの魚が生息しています。この水槽では大沢川で比較的多く見られるボウズハゼやシマドジョウの他、数年前に捕獲された外来生物のセルフィンプレコの標本も展示しました。
⑥庵原川上流側
堰によって淡水域と汽水域がはっきりと分かれる庵原川の上流側の水槽です。河原にたくさんの穴を作って生息しているベンケイガニ、クロベンケイガニが入っています。
⑦庵原川下流域
同じく庵原川の下流側の水槽です。この水槽ではコトヒキ、クサフグ等の淡水域ではなかなか見られない魚を入れました。また、左側に見えるカキガラのレイアウトは川に落ちているカキガラを集めて自作した渾身の一品となっております。
~定点調査地点以外の水槽~
⑧大型魚水槽
川班伝統(?)の大きな魚を贅沢に1匹だけ入れた水槽です。今年はオオウナギを展示しました。ちなみにこのオオウナギには「ゆびぞーくん」という名前がつけられています。
⑨狩野川水槽
伊豆半島を流れる狩野川の環境を再現した水槽です。清水の地では珍しいウツセミカジカやルリヨシノボリの他、琵琶湖産アユの放流により定着したカワムツやトウカイコガタスジシマドジョウも入っており、国内外来種もテーマにした水槽となっています。
⑩中流域水槽
静岡県の中流域の環境を再現した水槽です。今年初展示となるアカザも入っていましたが、医師の下に隠れて見せることができない・・・ということで個別水槽を設けました。
⑪水生昆虫水槽
水中にいるのは魚だけじゃない!ということで水の中、特に池の中で見られる昆虫を展示した水槽です。ミズカマキリやクロゲンゴロウの他、今ではめっきり数を減らしてしまったタガメを入れました。
⑫ヒバカリ水槽
蛇の仲間のヒバカリを展示した水槽です。「水と蛇ってあんまり関係ないんじゃ?」と思うかもしれませんが、この蛇は魚やオタマジャクシなどを好んで捕食しガッツリ水と関わっています。
⑬カエル水槽
一口にカエルといっても、その生態は違ってきます。今回カエル水槽は(上から)樹上、田んぼ、休耕田と3つの生息域をテーマに作成しました。ちなみに田んぼ水槽には水生昆虫のタイコウチが入っており、泥の中に身を隠す様子を見ることができました。
◆まとめ
今年の川班は定点調査地点外の静岡県東部・西部にも活動範囲を広げたため、学祭では今まで展示できなかった生物を多種展示でき、そう言った意味では過去最高の展示が出来たような気がします。しかし、まだまだ改善する余地は多くあると思います。来年の学祭では後輩たちがどのような展示で私たち3年生を超えていくのか非常に楽しみです。
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